リトアニア語の発音入門

à á ã

アクセントの記号

これまでの単語にもついていた三つの記号を、ここで読み分けます。どれも、強く読む母音の場所と、その長さを示しています。

おさらい

前のレッスンの、長い母音と「エ」の音を聞き分けてから始めましょう。

確認

アクセントの記号の種類

リトアニア語の辞書では、アクセントを三つの記号で示します。記号は、強く読む母音の上につきます。一つの単語に一つだけです。

` は、強く読む母音が短いことを示します。knygà(本)や pùsė(半分)では、記号のついた母音を強く、短く読みます。

´ と ˜ は、強く読む母音が長いことを示します。kū́nas(体)の ū も、mẽdis(木)の e も、強く、長く読みます。´ と ˜ は、どちらも「長く、強く」と覚えておけば十分です。

a → à ア
a → á アー
a → ã アー
確認

˜ の読み方

˜ の形を見ると、声を上げたり、波のように揺らしたりしたくなるかもしれません。でも nãmas(家)の ã は、長く読む a というだけです。声の高さは、文の調子で決まります。

a と e は、もともと短い母音です。ところが、最後の音節以外でアクセントを受けると、長くなります。そのときに ˜ がつきます。gamtà(自然)の最後の a は、アクセントがあっても短く読みます。nãmas の a は長く読みます。同じ a でも、アクセントの場所で長さが変わります。e も同じで、mẽnas(芸術)や mẽdis の e は長くなります。mẽs(私たち)のような一音節の単語でも、e は長くなります。˜ は、もともと長い母音にもつきます。kū̃dikis(赤ちゃん)の ū や、sėkmė̃(成功)の最後の ė がそうです。

i と u は、アクセントがあっても長くなりません。dìdis(大きな)の i は短いままです。長い「イー」は y で書きます(dỹdis、大きさ)。

o はふつう長い母音です。ただ、外来語には短い o もあり、そのときは ` がつきます。kòdas(コード)がその例です。tèkstas(文章)の e も、` なので短く読みます。

アクセントのない長い母音は短くなる

長い母音のレッスンで見たとおり、長い母音がしっかり長くなるのは、アクセントがあるときだけです。三つの記号が読めると、どこを伸ばすかがわかります。

港町の Klaĩpėda には、まだ習っていない l と ai があります。ai は「アイ」と一息に読む、一つの音節です。アクセントはこの ai にあり、そのあとの ė は短めに読みます。カタカナなら、クライペーダより、日本でよく使われるクライペダのほうが近い音です。sóstinė(首都)の最後の ė も同じです。

形が変わるとアクセントも動く

アクセントの場所は、単語ごとに決まっています。ただ、同じ単語でも、形が変わると動くことがあります。sūnùs(息子)のアクセントは最後の u です。「息子たち」の sū́nūs では、最初の ū に移ります。アクセントが移ると、伸ばす母音も変わります。

辞書を引くときは、見出し語だけでなく、変化した形の記号も見てください。ふだんの文章には記号がありません。記号のある今のうちに、単語といっしょにアクセントの場所を覚えましょう。

聞き取り

読める単語

確認

読む練習

Màno sūnùs kū̃dikis.
息子はまだ赤ちゃんです。
Sūnùs mė́gsta knygàs.
息子は本が好きです。
O tė̃tis mė́gsta pupàs.
お父さんは、ソラマメが好きです。

まとめのテスト

このレッスンの文字を中心に、前の文字もまぜて出題します。 間違えると正解が表示され、その問題は正解するまで最後にもう一度出ます。