リトアニア語の発音入門

a i u b d g k m n p s t

ローマ字で読める文字

リトアニア語の文字の多くは、ローマ字と同じように読めます。まずはその文字から読んでいきましょう。

このコースについて

リトアニア語はラテン文字で書き、アルファベットは32文字です。ローマ字を知っていれば、半分ほどはすぐに読めます。残りの文字は、日本語の音と比べながら少しずつ覚えていきます。

このコースの単語には、すべてアクセントの記号がついています。アクセントは、単語の中で強く読むところです。記号は辞書には載っていますが、ふだんの文章には書きません。

カタカナの読みは、最初の二つのレッスンではすべての単語につきます。そのあとは少しずつ減っていきます。リトアニア語には、カタカナでは書き分けられない音がたくさんあるからです。カタカナは、だいたいの音の目安です。最後は、単語の音声を聞いて耳で確かめてください。

ローマ字と同じ文字

このレッスンの文字は、母音の a i u と、子音の b d g k m n p s t です。どれもローマ字とほぼ同じ音です。ただ、ローマ字と同じつもりで読むと間違えるところが、少しだけあります。

si は「シ」ではなく「スィ」、ti は「チ」ではなく「ティ」、di は「ジ」ではなく「ディ」と読みます。tu と du も「ツ」「ヅ」ではなく、「トゥ」「ドゥ」です。

a
a ア

日本語の「ア」とほぼ同じです。アクセントがあると「アー」と長くなることがあります。

i
i イ

日本語の「イ」より少しゆるめの、短い音です。

u
u ウ

くちびるを丸めて前に突き出します。日本語の「ウ」より丸い音です。

確認
b
b バ

語頭でも、のどをしっかり震わせて読みます。bãtas(靴)の b です。

d
d ダ

di は「ジ」、du は「ヅ」ではありません。dìdis(大きな)は「ディディス」です。

g
g ガ

単語の中でも鼻にかけず、鼻濁音にはなりません。pìnigas(お金)の g も、はっきりした「ガ」です。

確認
k
k カ

日本語より息を弱めに出します。naktìs(夜)の k は、母音をつけずにすぐ t へ移ります。

m
m マ

mamà(ママ)の m です。gamtà(自然)のように子音の前では、くちびるを閉じるだけで「ム」とは読みません。

n
n ナ

k や g の前では「ン」と同じ音になります。dangùs(空)の n がそうです。

確認
p
p パ

日本語より息を弱めに出します。sãpnas(夢)の p は、くちびるを閉じるだけで「プ」とは読みません。

s
s サ

si を「シ」と読むと、別の音になります。単語の最後の s は、「です」の「す」のように息だけで出します。

t
t タ

ti を「チ」、tu を「ツ」と読むと、別の音になります。dantìs(歯)の ti は「ティ」です。

確認

子音のあとに母音を足さない

日本語では、「ン」と「ッ」のほかは、子音のあとに必ず母音が来ます。そのため日本語の耳は、子音が続くところや子音で終わるところに、ないはずの「ウ」や「オ」を聞いてしまいます。気をつけるだけでは直りにくいので、単語の音声を聞いて、子音だけのところを耳で確かめましょう。

ugnìs ウグニス(火)は ug-nìs の二つの音節で、g のあとに母音はありません。「ウ・グ・ニ・ス」と四つに区切ると、別の言葉に聞こえます。カタカナで小さく書いた文字は、母音をつけずに子音だけを読むしるしです。

子音だけの s は、「です」の「す」のように、息だけで出します。skanùs スカヌス(おいしい)は、最初の s も最後の s も、この「す」です。

語尾の母音ははっきり読む

反対に、日本語では消えてしまう母音もあります。「アキス」と言うと、日本語ではキの「イ」がほとんど聞こえません。リトアニア語の akìs アキス(目)では、この i がいちばん強く読む母音です。語尾の i や u は、単語の形を決める大事な部分です。消さずに、はっきり読みます。

アクセント

リトアニア語の単語には、強く読む音節が一つずつあります。これがアクセントで、辞書では母音の上の記号で示します。dantìs なら i、nãmas なら a です。

日本語のアクセントは、雨 あめと飴 あめのように声の高さで区別します。リトアニア語のアクセントは、声の高さではなく、母音を強くはっきり読むことで示します。声の高さは、文の調子によって変わります。記号のついた母音は、高くせずに、強くはっきり読んでください。nãmas の ã のように、アクセントがあると「アー」とはっきり長くなる母音もあります。dantìs の ì は、強くても短いままです。記号の種類は、アクセントの記号のレッスンで詳しく見ます。

アクセントの場所は単語ごとに決まっていて、つづりからはわかりません。場所が変わると、別の単語になります。次の girià と gìria には、まだ習っていない r があります。ri は、今は「リ」と読んでおいてください。r の本当の音は、あとのレッスンで学びます。girià(森)と gìria(ほめる)は、ふだんの文章ではどちらも giria です。

聞き取り

kasà カサ(三つ編み)は、音だけなら日本語の「傘」と同じです。ただ、日本語の「傘」は「カ」が高く、kasà は最後の sa を強く読みます。「傘」の調子のまま言うと、アクセントが前にあるように聞こえます。

読める単語

確認

まとめのテスト

このレッスンの文字を中心に、前の文字もまぜて出題します。 間違えると正解が表示され、その問題は少しあとでもう一度出ます。